台湾生活、ついに始まる
大家好(ダージャーハオ:皆さんこんにちは)、デザイナーの新田です。
入境した日よりホテルでの10日間の防疫期間に加え、
人が密集する場所や施設および対面となる飲食店などへの入店が禁止される
7日間の自主健康管理期間を無事終了し、
隔離期間中の滞在地であった台北(タイペイ)から
今後の活動の拠点となる台中(タイチュウ)へ台湾高鐵(新幹線)に乗りやってきました!
(台北駅メインホールにて/高鐵台中駅ホームより東側を望む)
台中市は台湾中西部に位置し、中でも最も気候が温暖で住みやすい都市と言われ、
台湾の人が『最も住みたい都市 No.1』と言われるほどです。
周囲を山に囲まれていることから台風などの影響を直接受けにくいことや、
台北や台南、高雄といった南北にある他の都市の中間に位置することから
アクセスの面からも良く都市だと言います。
個人的には初めて訪れた地ではありましたが、
気候だけでなくここに生活する人たちがどことなく穏やかな感じがして気に入っています。
興味のあることから街を散策
「とりあえずの生活が出来れば」と最低限の身の回り品を
大小2つのスーツケースに押し込み引越してきたものの、
何処に何があるのか解らないままではこの先何かあった時に困るだろうと
ただ闇雲に歩き回らず「食」や「器」、「珈琲」に「植物」といった好きなジャンルをネットで探し、
そこから先は自身の目と鼻というアンテナに掛かるものを探し歩き始めてみました。
どこへ行くにも半日ほど掛けてずっと歩くので
その甲斐あってか隔離期間中に失った食欲と体力が戻りました♪(笑)
日本国内で販売され目に出来る台湾に関する観光ガイドブックでは、
台中は他の都市(台北・台南・高雄)と比べ街や観光スポットに関する情報が少なく
(中でも有名なのは、台中駅近くの《宮原眼科》さん)
さぁ、どこへ行ったら良いかな?なんて思っていましたが、
「台中」「ビカクシダ」「園芸」「豆花(トウファ)」「市場」といったキーワードだけでも
私的にはワクワクしっぱなしのスポットと美味しいものたちに出会えていますし、
またそこで出会う人たちとカタコトながらも会話を楽しみながら
そこから聞き取れる単語や声調(単語の抑揚)を頭と耳を使い覚えることを試みています。
戻るではなく「帰る」
半年前以上から数々の資料を用意し、日本と台湾の関係各省への手続きを経て、
《外僑居留証(ARC card)》と呼ばれる身分証明書(※)を
昨日になり入手することができました。
※:僕の場合は、自社(外国企業:日本法人)が設立した台湾事務所の責任者として入境しています。
これを用いて、台湾の人たちと同じように長期的に使用できる携帯番号(SIMカード)と
自宅での業務時に使用する Wi-Fi の契約をすることが可能になりました。
現状ではスマートフォンでデザリングをしながら PC からネット接続していますが、
業務中はずっとネットに接続するためバッテリーの消耗が激しく、
また番号が固定されないことで使用できる公共サービスも限定されてしまうため
長期的に考えてその方が良いと判断しました。
また、台湾の何処にいても旅行時に思うような「(滞在先のホテルに)戻る」のではなく、
「帰る(ここで生活を営んでいる)」という気持ちになっていることに、
そして人として繋がりがあっても、またそうでなくても、
多くの人の手と心に支えられて今ここに居られることに改めて気づき、
僕にとってはそれがとても嬉しく感じています。