厳しくも自分なりに愉しむ
你好、デザイナーの新田です。
台湾に入境して5日目の今日、10日間の隔離ホテル暮らしの“折り返し”となりました。
桃園空港で取得した新しい携帯番号に、毎朝 CECC(台湾中央流行疫情指揮センター)より
SMSもしくは口頭(電話)でその日の健康状態を報告するようになっています。
入境時に必要だったもの
台湾へ入境するため防疫関連で必要だったものはこの3つです。
航空機搭乗2日前に日本国内で受け取得した『PCR検査 陰性証明書』、
台湾への入境前48時間からオンライン申請する
『入国検疫システム(入境檢疫系統:Quarantine System for Entry)申請書』、
そして、入境時の空港で新しい電話番号取得後にオンライン申請した『健康宣誓供述書』となります。
厳密には台湾への入境時、『PCR検査 陰性証明書』にはアルファベット記載の氏名と併せて
“生年月日が記載されていないといけない”そうですが……、
パスポートと『入国検疫システム申請書』を一緒に提示することで問題ありませんでした。
この3点の書類の中で最も苦労したのが……、
『入国検疫システム(入境檢疫系統:Quarantine System for Entry)申請書』です!
中文と英語のみで質問・回答しないといけなかったため、
取得したビザとの内容の差異や記入漏れがないか
慌てずに落ち着けばすぐに確認できる防疫隔離ホテル番号(ID)も
「何のどこを見たら良いのやら?」と一人 iPhone を握りしめ半泣き状態でした。(汗)
隔離期間中も続く検査
隔離ホテルにおいても、簡易検査を引き続き実施しています。
この家庭用簡易検査キットが入ったオレンジのボックスは桃園空港内で配布され、
入境日からカウントし指定された日程の全5回(日)分が同梱されています。
初体験ということもあり、ドキドキしながらの第1回目の検査は無事「陰性」。
先に柔らかな布があるとは言え、鼻孔奥2.5cmまで入れるというのは中々ですね。
「こんな時だから」というのもありますが、
しばらく止まらないクシャミに困りました……。
そして、今、必要なもの
これまで台湾各地や東京都内で開催された催事などで
幾多の香辛料や《醤油膏》と呼ばれる甘い醤油で味付けされたご飯、肉や野菜、
そして多くのフルーツを使ったスイーツなどを口にしました。
現在の滞在先ホテルで提供されているお弁当は毎食(1日3食)どれも美味しく、
今まで味わったことのない食材や味付けを毎日とても楽しみしています。
(唯一残念なことは、メニュー表がないため何を使ったどんな名前の料理なのか不明なこと)
その一方で、慣れ親しんできた「甘味」「酸味」「苦味」が足りないと感じ、
ホテルのスタッフさんにお願いして少し飲み物を購入してきていただきました。
「え?これって普通の飲み物じゃない?」と思った方、…………正解ッ!(笑)
“どこにでもある”オレンジジュースと牛乳、コーヒーですが、
今の僕にとっては“容易に手に入れられない”貴重な飲み物たちです!
そうそう、これらはホテル近くのコンビニで購入してきていただいたのですが、
微量ながらパッケージから八角(別名:トウシキミ/大茴香/スターアニス)の香りがするのですよ。
日本では唐揚げやおでんなどがコンビニで店頭販売されているように、
台湾には《茶葉蛋(ツァー・イェ・ダン)》と呼ばれるお茶で長時間煮込んだ卵料理が
鍋に盛られたままコンビニの店内で調理・販売されているため、
陳列されている商品にもその独特の香りがついているのでしょうね。
ホテルの一室から一歩も出られない今、渡台を実感しづらい毎日の中で
その場所でしか感じられないものに触れられたことが、
本当にちょっとしたことのようでもとても嬉しくなりました♪
身体からのサインに応え、心から美味しいと感じられるものを口にすることは、
僕にとっては心身ともに健康であり続けるための大切な要因ですから、
再度「陰性」判定を受け隔離期間が無事明けた日には……
どこかのカフェで美味しいコーヒーを一杯いただきたいなと思っています!
(コーヒーか〜〜いッ!:笑)