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Sonos Wireless Speakers PLAY:1 取得のお知らせ

up to date : 2016.11.04 Fri

Sonos Wireless Speakers PLAY:1(ソノス ワイヤレス ストリーミング ワイファイ スピーカー)Sonos社のPR動画

 

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「Sonos」社のワイヤレススピーカーについて、
PLAY:1、PLAY:3、PLAY:5、PLAYBARといくつかの製品が用意されている中で、もっともコンパクトなPLAY:1を購入した。
Sonos社は今年7月にニューヨークのSOHOエリアに初となるリテールストアを開店し、そのクールな店舗デザインまでもが話題になっているワイヤレススピーカーとサウンドシステムのブランドだ。

 

現在、日本未上陸であるが、9月に音楽ストリーミングサービスの巨人「Spotify」が日本公開されたこともあり、それと強い親和性を持つSonosの日本進出も遠くないのではないだろうか。また、より音楽ストリーミングサービスの競争が激化し、ひいては家庭内の音楽再生環境にも変化が訪れるだろう。

 

このプロダクトを知った当初、僕にはいくつかの疑問点があり、むしろ懐疑的な眼差しで眺めていた。
それらの疑問点、使ってみて分かったこと、気づいたことを、僕の素人目線で以下にあげてみたいと思う。

 

①ワイヤレススピーカーって?
ケーブルを必要としないスピーカーである。今までもワイヤレススピーカーは存在した。

パソコンやスマートフォンで音楽データを再生し、無線でスピーカーに飛ばすので部屋は配線のむさ苦しさから解放される。

 

②SonosのスピーカーはBluetoothで接続するんでしょ?
Bluetooth接続ではない。自宅にあるMacやiPhoneのように家庭内LANにSonosのスピーカーが直接、Wi-Fi接続される。

言い換えれば“インターネットに繋がった高性能スピーカー”ということだ。
今までのワイヤレススピーカー、ワイヤレスヘッドホン、ワイヤレスイヤホンはBluetooth接続が主流であった。しかし、Sonosのスピーカーは家庭内LANに繋がりWi-Fiでデータ受信するので、より大容量のデータを受信できる。つまり高音質のデータを再生できる。

 

③音質は有線に劣るでしょ?
その通り。ハイレゾ音源の再生等、超高音質を求めるマニアは、恐らくSonos社のターゲットになっていないだろう。僕も今までに高価なケーブル、アンプ、ノイズを軽減するためのDACなどを買い揃え、またレコードの音が柔らかくて良いなどとマニアを気取っていた(音の違いなど僕の耳ではジャッジできないくせに)。Sonosの場合、そういった音楽との関わり方、楽しみ方、こだわりとは切り離して使うべきだ。

 

④音は良いの?
どんな場面でも十分耐え得るクオリティとパワーだ。現にニューヨークでは多くのお洒落なカフェやショップでこれ見よがしに設置されており、デザイン性と利便性を兼ね備えたプロダクトと評価されている。音のバランスや耳触りの良し悪しは個人の好みによるところが大きい。

しかし素人がダメ出しをするのははっきり言って恥ずかしいレベルと言っていい。

 

⑤何台買えばいいの?
一台でも使える。二台一組でステレオにすることもできる。とにかくリビングルーム、ダイニングルーム、ベッドルーム、部屋という部屋、全てにSonosスピーカーを設置してしまおう。そうすることで部屋毎にプレイヤーが置いてある状態になる(一昔前であれば、部屋毎にラジカセやコンポが置いてあったように)。ちなみにSonosスピーカーは同時に32台まで家庭内LANに接続できるので、かなりの豪邸までカヴァーできるはずだ。

 

⑥その利便性って?結局どんな事ができるの?
一言で表現すると“世界中に存在する音楽データを手元で集中管理できるようになる”。
iPhoneにSonosアプリをダウンロードすると、iPhoneがSonosのコントローラーとなる。

 

このコントローラーが優れもので、「Spotify」「Pandora」「Apple Music」「Amazon Music」「Google Play Music」他、数十種類の音楽ストリーミングサービスやインターネットラジオ、iPhoneの中の音楽を自由に操ることができる。家中に設置されたSonosスピーカーは全て直接Wi-Fiに繋がっているので、空間毎に独立して、好きな部屋で、好きな時間に、好きな曲、好きなプレイリスト、好きなアルバム、世界中の音源にアクセスできるのだ。

 

繰り返しになるが、それぞれのSonosスピーカーは独立して、Wi-Fiを通し、直接音楽ストリーミングサービスに繋がっているので、スピーカーにiPhoneの着信音が紛れる事はないし、通話により音楽が途切れる事もない。

 

もう一度言う、Sonosは“インターネットに繋がった高性能スピーカー”であり、iPhoneはコントローラーに過ぎない。

 

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先ずコントローラーで鳴らすスピーカーを選ぶ

 

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数十あるストリーミングサービス、ラジオ、iPhone(ローカル保存されたデータ)の中から好きなチャンネルを選ぶ。

 

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好きな曲、好きなプレイリスト、好きなアルバムを選ぶ。

 

⑦ワンルームマンションで使う価値がある?
東京の小さな部屋でも使う価値は十分にある。多くの部屋を持つ大きな家で、シームレスに音楽に触れる事ができるという点はSonosの魅力の一つではあるが、Sonosの真価はその他にあると考えるからだ。

 

ワイヤレスですっきり。デザイン性が高い。Wi-Fi接続で高音質データを受信できる。スピーカー自体のクオリティが高い。多くのストリーミングサービスを網羅している。コントローラーの操作性が良い。以上の理由から、小さな部屋に一台からでも設置する意味は十分にある。もし、あなたが「Spotify」に代表される月額定額制の音楽ストリーミングサービスに加入したならば、もう音楽を購入することはなくなるだろう。

 

⑧なぜSonos社などという若いベンチャー企業が注目されるの?
正直、よく分からない。

 

音質の観点からすれば、先を行く音響大企業がゴロゴロとあるだろうし、インターネットにスピーカーを接続する技術の観点から考えても特段難しいこととは思えない。むしろ音響大企業はいつでも参入できるマーケットと考え、権利等ややこしい問題が山積みのうちは様子を見ていたのだろうか。
コンサートチケットの転売を許さない歌手、ストリーミング配信をしたくない歌手、アーティストによって様々な考え方が存在するだろうが、資本主義の世界に生き、その恩恵を受けている以上、好むと好まざるとに関わらず、需要があれば供給も生まれてしまうことは避ける事ができない。

 

僕たちはその事実を知っておかなくてはならない。

 

そんな矢先、この記事を書く二日前のことだった。2016年11月1日、音響の巨人「BOSE」が「Bose SoundTouch wireless music systems」に音楽ストリーミングサービス「Spotify」の連携機能を追加したことを発表した
満を持してSonosを購入した自分にとっては、いくばくかの狼狽も無いと言えば嘘になるが、

 

ここでもまた企業の自由競争とは素晴らしいシステムであると言うより他ない。
この業界で先行しているSonosの優位性、ポジションにどのような変化が起きるのか楽しみであるのと同時に、より選択肢の広がったWi-Fiオーディオシステムと音楽ストリーミングサービスの世界を、是非、皆にも体験してもらいたいという気持ちで一杯だ。

category :   |  posted by : yoshikazu tsugiyama